わたしはブログで商品レビューをするためにブツ撮りをよくやります。
そんなブツ撮り環境に“背景布”があると、余計なものが写り込まなくなり、被写体がグッと際立つので、一気に写真のクオリティが上がります。
以前は、100均の白い模造紙を背景として使用していましたが、撮影していると「汚れるわ、しわになるわ、やぶれるわ」で非常に使いにくい思いをしました。
なにか良い物はないかと探しいていたところ、『PVC素材の背景布』を見つけて購入。これが模造紙とは比べ物にならないくらい快適なのです!
PVC背景布とは
PVCプラスチック素材でできた撮影用の背景。
サイズは60cm×130cmを購入。
小物のブツ撮りには丁度いいサイズです。
片面はつや消し、反対側は光沢の両面仕様。
光沢面には、はじめ透明なフィルムが貼ってあるので剥がして使用します。
汚れがついても表面を拭き取るだけで撮影準備完了!防水素材だから水拭きしても大丈夫。
届いたばかりだとポスターのように巻き癖がついています。
しばらく開いて垂らしておくか、床に広げて重しをのせておく必要があります。
それから強く曲げるとさすがにしわがつくので注意してください。
PVC背景布で撮影
こんな感じでセッティングしてみました。背景布は130cmのままだと少し長いかもしれませんね。
照明はLEDビデオライト Godox SL-60Wを2台使っています。
ストロボのほうがいいらしんですけど、素人なのでカメラのモニターを見ながら撮影できたほうが楽なんですよね。
「背景布なし」とPVC背景布の「つや消し面・光沢面」の3パターンを撮影してみたいと思います。
背景布なし
背景布がないので壁が薄暗くなっています。でも、これはこれで悪くない。
PVC つや消し面
背景が均一できれいな画像になりました。被写体がより際立ちましたね。切り抜き加工も捗りそうです。
PVC 光沢面
こちらも背景は均一。ただ、足元に注目すると床に人形が映り込んでいますね。こういった絵をあえて撮りたい場合は良い選択かもしれません。
まとめて比較
カメラの設定はすべて同じ、変えていません。
「背景布なし」は色味が他の2つと違いますね。ちょっと薄いのかな?
「つや消し面」と「光沢面」はほぼ同じ写り方。ただし、光沢面は床に反射するので、商品レビュー用の画像ならつや消し面のほうが良いかな。
まとめ
PVC背景布には、以下のような特徴があります。
- 汚れても拭き取れる
- 水に濡れても大丈夫
- しわが出ない
- 変色に強い
- 丈夫で耐久性あり
- つや消し&光沢仕様
デメリットは丸まり癖がついているので、伸ばさないとすぐに使えないことくらい。
100均の模造紙は、ペラペラでしわになりやすく、汚れたら使い捨てなくてはいけませんでした。一方のPVC背景布は汚れたら拭き取るだけで元通り。適度な厚みがあって、紙のようにすぐ折れ曲がったりしないからとても扱いやすい。
撮影した画像も模造紙より明るく写り、被写体も際立ちます。60cm×130cmのPVC背景布は、1,000円ちょっとで手に入ります。小物のブツ撮りには丁度いいサイズなのでおすすめです!