水合わせ方法
水槽の準備が整ったら、いよいよウーパールーパーを迎え入れます。
しかし、いきなりウーパールーパーを水槽に投入してはいけません。水槽に入れる前に「水合わせ」を行います。
1. 温度合わせ
ウーパールーパーの入った袋をそのまま水槽に浮かべます。
水槽に30分程度浮かべて袋の中の水と水槽の水温を合わせます。
水温を合わせ終わったらバケツなど用意して、袋の水ごとウーパールーパーを移します。
2. 水合わせ
異なる水質の水槽にウーパールーパーを入れると負担がかかります。そんな負荷を和らげるために行うのが水合わせです。
水合わせとは、ウパを入れる水槽の水に、ゆっくり慣れさせてあげる作業になります。
- 容器の水を1/3~1/4程度捨てる
- 捨てた分だけ水槽の水を入れる
- 10分待つ
- 1~3を5回繰り返す
100均の計量カップがあると便利。水合わせ中は、酸欠にならないようにエアレーションをしてあげるといいと思います。
3. 生体を水槽へ
あとはウーパールーパーを捕獲ネットですくって水槽に投入すれば完了です。
水合わせキットを使った点滴法
生体に負担の少ない水合わせ方法として「点滴法」というものがあります。
これはチューブを使って点滴のように少しずつ水槽の水を生体の入った容器に移す方法のこと。
水合わせキットというものが販売されています↓
ウーパールーパーの餌
おすすめの餌
結論から言うと、「タブレットタイプ」と「冷凍赤虫」の2種類がおすすめです。それから与えるエサは必ず沈下性の沈むタイプにしてください。
ウーパールーパーは、餌を頻繁に変えると食べなくなることがあるので、基本はタブレットタイプの餌を与えて、たまに冷凍赤虫を与えるようにするといいでしょう。
ウーパールーパー専用の餌ではありませんが、「ひかりクレストキャット」はなかなか食い付きが良かったのでおすすめです。ただし、小さいウパは、粒が大きくて吐き出しやすいですので、割って与えるか、他の小さい粒の餌を与えてください。
餌の与え方
ガラスピペットを使用します。
まず、食品を入れるタッパを用意して水を少量入れます。タッパにタブレットを入れて水で柔らかくします。そしたら、ガラスピペットで吸い付けてウーパールーパーの口元へ持っていくとパックっと食いつきます。
餌を与える頻度
成熟した個体は、2~3日に1タブレットを与えます。週3回程度、1日1回を目安にしてください。
ウーパールーパーは2週間絶食しても大丈夫なくらい省エネルギーな生き物です。小さい頃や成長期は、適量を毎日あげても大丈夫ですが、お腹の膨らみやフンの様子などを見て臨機応変に与えてください。
<h2″>水槽の掃除
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ウーパールーパーの飼育で一番重要なことは水質の管理です。わたし自身ウーパールーパーを飼育していて一番悩んだのが水質の悪化でした。
今考えてみると水質悪化の原因の殆どは、定期的な「水換えのサボり」と「水温管理」だったのではないかと思います。
水槽の水換え
冬場は2週間に1回、夏場は週1回を目安に水換えを行ってください。
水槽の水を抜くときは、水作のプロホースがおすすめ。余ったエサやフンも一緒に吸い上げます。
水槽の1/3の水を捨てて、捨てた分を水槽に入れます。換えの水には必ずカルキ抜きを入れてください。
おすすめのカルキ抜きはこちら↓
フルボ酸・フミン酸は、ミネラル、アミノ酸等の様々な栄養素を含んでおり、生物の免疫力を増加させ新陳代謝、消化吸収を助けます。また産卵、繁殖の促進をおこなう事ができます。
壁面の掃除
水槽の壁にコケ汚れが目立ってきたら、「マグネット式のクリーナー」を使って掃除しましょう。
手を濡らさずに水槽のガラス面を綺麗にすることが出来ます。
他の生体との混泳について
他の生き物と混泳していいの?
○アカヒレ 生き餌として少数ならOK
○石巻貝 ほぼ壁にいて住み分けが出来ている
○その他貝類 石巻貝と同様に問題なし
○ヤマトヌマエビ 大きめで動きが素早いから結構生き残る
○ミナミヌマエビ 食べられやすい。餌としてならOK
×コリドラス エラが尖っているのでウパの喉に刺さる
×プレコ 舐められて皮膚が剥がれる
×セネガル 底を這うタイプだからダメ
ウーパールーパーと他の生物の混泳は基本おすすめしませんが、最初のうちは混泳させたくなるものです。
どうしても入れたい場合は、生き餌や水槽のお掃除係としてヌマエビ・石巻貝あたりがおすすめ。コリドラスやプレコ系のお掃除魚との混泳は絶対にダメ。