正確なホワイトバランスを得るために『銀一 シルクグレーカード』を購入しました。
このグレーカードを使ってホワイトバランスの設定をしてから、後の画像編集が大変楽になりました。
とくに肌の色を出すのにおすすめです。
グレーカードとは
グレーカードとは、カメラのホワイトバランスを補正して、正しい色で撮影するためのアイテムです。
カメラの必須アイテム
買う前は、ただのグレーの紙に2,000円は高すぎると思っていました。
しかし、実際に使ってみたところ色調整で悩むことがなくなったので、作業効率が格段によくなりました。
「カメラと同時に買うべきアイテム」といっても過言ではありません。もっと早く購入するべきでした。
中身
A4サイズのグレーカード×2枚と説明書が入っています。
画用紙のようなコシがあるので、はさみで好きなサイズに切り分けて持ち歩くことも可能です。
2色のグレーカード
片面が「反射率18%の濃いグレー」、もう片面が「反射率50%の薄いグレー」となっています。
使い方
カメラでグレーカードを撮影したら、カメラ側のホワイトバランス設定でカスタムを選び、撮影したグレーカードの画像を選択するだけです。
実際に撮ってみた
- カメラのオートホワイトバランス
- 白いコピー用紙
- 銀一 18%濃いグレー
- 銀一 50%薄いグレー
これら4種類のホワイトバランスで同じものを撮影しました。
カラフルな六角レンチを持って撮影してみましたが、一番色の変化がでやすいのは「肌の色」でした。
手の色に注目
カメラの「オートホワイトバランス」は、肌の色が薄く青みがかっています。
一方、銀一の「薄いグレー」は自然な色合いです。
フィギュアを撮ってみた
家にあるフィギュアを集めて撮ってみました。
カメラの「オートホワイトバランス」はやはり色合いが薄いです。
「白いコピー用紙」は悪くないですが、グレーカードと比べると若干色が薄いようです。
銀一の「濃いグレー」は「薄いグレー」よりも色が濃く写り、背景がより白く写る傾向にあるようです。
カメラのオートは不自然
ホワイトバランスの変化は「ダンボー」に注目するとわかりやすいです。
このようにカメラの「オートホワイトバランス」は青みがかっていて不自然な色をしています。
白い紙じゃダメなの?
「白いコピー用紙」もいい線いっていましたが、銀一のグレーカードと比べてみると、その微妙な違いを見分けることができます。
「白い紙」は露出オーバーになりやすいようで、全体的に少し明るく写ります。そのため手の色が少し薄くなっています。
銀一のグレーカードは、血色のいい健康的な手に写るので、肌合わせが非常に楽になります。
白い箱を撮ってみる
白いものを撮るとわかりやすいので「白い箱」を撮ってみました。
白い箱がより白く明るく写るので、一見すると「白いコピー用紙」の方がよく見えます。
しかし、これだと編集で画像全体の明るさを上げたいときに、白い部分が白飛びしたり、黒い部分は黒つぶれして扱いにくくなるので、やはりグレーカードを使うのが最適で正確ということになります。
まとめ
- カメラのオートは不自然な色
- 18%グレーは色合わせが楽
- 白い紙は露出オーバーになる
- 肌の色を出すのにおすすめ
- 2,000円の価値あり!
カメラの「オートホワイトバランス」は青みがかっていて論外。
「白い紙」と「50%薄いグレー」は似ていますが、よく見比べるとやはりグレーカードが勝ります。
わたしのおすすめは「18%濃いグレー」です。これにしてから色調整の手間がほとんどなくなりました。
ホワイトバランスをいつも感覚で合わせている方は、騙されたと思って買ってみてください。