自作PCを組むうえで、まず知っておきたいのが「消費電力」です。
今回はワットチェッカーを使って、『AMD Ryzen5 5600X』で組んだ自作PCの消費電力を調べました。
Ryzen5 5600XのPC構成
スペック
メーカー名 | 使用パーツ | |
---|---|---|
CPU | AMD | Ryze5 5600X |
マザーボード | ASUS | TUF GAMING B550M-PLUS |
メモリ | CFD | DDR4-3200MHz 16GB×2 [32GB] (W4U3200CM-16GR) |
ストレージ1 | CFD | M.2 SSD PCIe 4.0 500GB (CSSD-M2B5GPG3VNF) |
ストレージ2 | Western Digital | M.2 SSD PCIe 3.0 1TB (WD Blue SN550) |
グラフィックボード | 玄人志向 | GeForce GTX 1060 |
電源 | Corsair | RM850x 850W |
ケース | Cooler Master | Silencio S400 TG |
CPUクーラー | Deepcool | AS500 |
ケースファン | SCYTHE | KAZE FLEX 140×2 KAZE FLEX 120×1 |
ワットチェッカーを使用する
システム全体の消費電力をラトックシステムの『ワットチェッカー』を利用して計測します。
この『ワットチェッカー』は、Bluetoothでスマートフォンと接続することができます。
スマホアプリから「消費電力」や「電気代」を確認できるので、コンセントまで足を運ぶ手間が省けます。
関連記事:パソコンの電気代がまるわかり!Bluetooth対応ワットチェッカーでリアルタイム表示
システム全体の消費電力
『AMD Ryzen5 5600X』で組んだ自作PCの消費電力をみていきます。
モニターは接続せず、パソコン本体だけの消費電力になります。
アイドル時の消費電力
パソコンの操作を何もしていないときの消費電力は「45~50W」で推移していました。
ネットサーフィン中の消費電力
ブラウザで検索したり、サイトを閲覧しているときの消費電力は「50~65W」です。
YouTube視聴時の消費電力
YouTubeの動画を見ているときの消費電力は「60~70W」。
「ライブ配信」や「4K動画」も見てみましたが、消費電力に変化はみられませんでした。
ソフトウェア起動時の消費電力
なにかしらのソフトウェアを起動すると、起動時に「80~100W」ほど消費しますが、すぐに60W前後に落ち着きます。
ベンチマーク中の消費電力
『3DMark』というベンチマークソフトの高負荷時で最大「185~200W」でした。
スリープ時の消費電力
スリープ時の消費電力は「1.5~2W」ほど。
PCの電源を落としたときの待機電力は「0.8~1.5W」です。
1カ月の電気代
1日に8~12時間起動しっぱなしで、1カ月の電気代は883円という結果になりました。
例えば、消費電力65Wで、1日8時間使用しても1ヶ月の電気代は400円ほどです。『Ryzen 5 5600X』のパソコンなら消費電力は思ったほど掛かりません。
まとめ
- アイドル時:45~50W
- 軽い作業:50~65W
- YouTbe視聴:60~70W
- スリープ時:1.5~2W
OS起動時やソフトウェアの動作時に、一瞬100Wを超えたりすることはありますが、「WEBの閲覧」や「ファイルの確認」など、軽い事務作業なら常に「50~65W」くらいの消費電力であることがわかりました。