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MUSES8920とMUSES02の音質比較レビュー!オペアンプ交換でどれだけ音が変わるのか?

HUD-mx2のオペアンプをMUSES8920とMUSES02に交換する

Audinst HUD-mx2のオペアンプを交換しました。

試したオペアンプは『MUSES8920』と『MUSES02』の2種類です。

音質のレビューは初めてなので、表現方法が正しいかどうかはわかりませんが、自分の感じた正直な印象を共有したいと思います。

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MUSES8920に交換

AUDINST HUD-mx2のDifferncialとLine Outを『MUSES8920』に交換しました。

オペアンプ MUSES8920に交換

MUSES8920に交換後、最初に感じた印象は、音が大きく、エネルギッシュになったことです。

さらに、ボーカルの声が軽やかに浮かび上がり、聴きやすさが向上しました。

バスドラムの低音もより迫力が増し、ドッドッドッと響き渡ります。

一方、中音域の音質向上はそこまで感じられませんでした。

MUSES02と比較すると、MUSES8920はより軽やかで、深みに欠けるかもしれませんが、音のクリアさは際立っています。

個人的には、声がクリアに聞こえる方が好みなので、MUSES8920の方が好印象でした。

価格の面から見ると、MUSES8920はMUSES02の約1/5の価格で入手できるため、コストパフォーマンスが高いことがわかります。

オペアンプの交換を検討している場合、まずはMUSES8920を試してみることをお勧めします。

MUSES02Dに交換

AUDINST HUD-mx2のDifferncialを『MUSES02』に、Line Outを『MUSES8920』に交換しました。

オペアンプ MUSES02とMUSES8920に交換

MUSES8920と比較して、MUSES02はボーカルの声が非常に良くなり、まるで高品質なマイクを使ったかのようにつややかに聞こえ、上品な印象に変わりました。

ただし、MUSES8920のように軽快に響く音ではないため、比較するとボーカルがわずかに聞き取りにくいと感じることがあります。

さらに、バックミュージックの解像度が向上し、これまで控えめだった楽器の音が明瞭に聞こえ、前面に出てきます。

シンバルなどの高音域が過剰ではなく、耳に刺さらないように調整されており、MUSES8920よりも聴きやすくなりました。

しかし、音の解像度が向上した結果、聴き疲れしやすくなってしまいました。

また、以前は控えめだった楽器の音が前面に出てきて、ボーカルの声と重なることがあり、これがわたしにはストレスでした。

動画視聴やゲームなんかでも、後ろで控えめに鳴っているBGMや効果音が強く出てきてしまいます。

MUSES8920よりも音質が上がったことは間違ありませんが、長時間の動画視聴やゲームプレイなどでは聴き疲れが起きる可能性があります。

マザーボードのサウンドはあなどれない

マザーボード サウンドチップ Realtek S1200A

今回、わたしがオペアンプを交換した理由は、USB-DACを使わずにマザーボードに直接スピーカーやヘッドホンを繋いだ方が、音がクリアでより鮮明に聞こえたからです。

そこでUSB-DACのオペアンプを交換すれば音質が向上するかもしれないと期待しました。

しかし、オペアンプを交換しても音質のレベルは同程度でした。微妙に音の味付けが違うくらいです。

わたしのマザーボードには「Realtek S1200A」という音声チップが搭載されており、音質の格付けは以下の通りです。

格付け
  • ALC892:95dB
  • ALC887:97dB
  • S1200A:108dB
  • ALC898:110dB
  • ALC1200:110dB
  • ALC1150:115dB
  • ALC1220:120dB

音量を最大にしても、スピーカーやヘッドホンからノイズは全く発生しません。

ボーカルの声がクリアに通り、バックミュージックも自然な響きで、長時間の使用でも聴き疲れしません。

マザーボードに内蔵されたサウンドチップは、昔と違ってかなり高性能になっています。

正直言って、この音質で十分。後付けのサウンドカードが廃れた理由がよく理解できます。

もしマザーボードを選ぶときに音質を重視するなら、ALC1200またはそれ以上の性能を持つALC1220を選ぶことをお勧めします。

オペアンプの交換について

オペアンプの交換にはic抜き取り工具が必須

オペアンプの交換には、『IC引き抜き工具』が必須です。

音質を比べるために何度も抜き差しするため、マイナスドライバーを使うよりも効率的です。

オペアンプの脚の広がり

新品のオペアンプは、脚が広がっており、そのままでは台座に挿すことができません。

脚をせばめる場合、ラジオペンチを使って片側の4本を一度に挟み、ゆっくりと曲げる必要がありますが、失敗すると脚の見た目が悪くなってしまいます。

自信がない人は、専用ツールである『ピンそろった』を使用すれば、ワンタッチで脚を整列させることができます。

おわりに

結論を言うと、わたしはマザーボードのオンボードサウンドを選び、USB-DACを使うのをやめました。

MUSES02の音質は評判通り良好でしたが、聴き疲れするのがマイナスポイントでした。

一方、MUSES8920は低音やボーカルの表現が優れていましたが、全体的な音質のバランスにおいてはマザーボードの方が優位でした。

とくに音にこだわりがない場合、USB-DACなどの装置は、現代では不要なのかもしれません。