自作PCの電源ユニットに『コルセア RM850x』を選択しました。
理由は「容量850W、ゴールド認証、プラグイン式、セミファンレス」であったことです。しかも10年間の長期保証が付いているのがスゴすぎる。
コルセア RM850x
容量850W、「80PLUSゴールド」という規格を取得しているので、「ブロンズ」の電源よりも消費電力を低く抑えることができます。
- 大容量850W
- ゴールド認証
- プラグイン式
- セミファンレス
- 10年保証
以上の特徴が決め手となり、性能とコスパ等々を考慮し「RM850x」に決めました。
セミファンレス設計
大型の14cmファンを搭載。しかも「セミファンレス設計」だから、負荷をかけない通常の使用では、ファンが回らず“無音”です。
RMxシリーズは最大出力の40%未満(850Wの場合340W)だとファンは一切動作しません。
静音PCを組みたい場合、おおよその消費電力から逆算して、40%未満になる電源容量のものを選択すると良いです。
10年保証
「セミファンレス電源は壊れやすい」という噂もありますが、10年保証が付いているので、そんなことは気にせず購入して大丈夫。
故障したときは、日本の販売元である「株式会社アスク」のユーザーサポートに連絡すれば問題ない(代理店が異なる場合があります)。
上の画像の保証シールは、外装フィルムに貼ってあるので誤って捨てないように注意してください。ビニールの周りをハサミで切って領収証と一緒に保管しておきます。
システム全体の消費電力
CPU:AMD Ryzen 5 5600X
MB:ASUS TUF Gaming B550M
Mem:DDR4-3200 16GB×2枚
SSD:M.2×2枚、2.5インチ:1台
VGA:Geforce GTX 1060 3GB
この構成でアイドル時の消費電力は、約57~60Wでした。やはり「ゴールド認証」ということもあって、消費電力は低めのようです。
ちなみに、ネットを見ているときは90W前後、スリープ時の待機電力は2Wです。
また、ゲームやベンチマークでも回さない限り、まったくの無音。コイル鳴きなどもせず、とても静かです。
カチッというリレー音が鳴る
この電源ユニットは、PCをシャットダウンするときに「カチッ」っというリレー音が鳴ります。
その音を録音したのがこちら↓
電源のON-OFF時に「カチッ」っと鳴るだけ、稼働中はなりません。これが気になる人は少し神経質すぎるかな。
わたしは電源がちゃんと切れた合図だと思って逆に安心できます。
付属品
- 電源ユニット本体
- 各種コネクタケーブル
- 電源ケーブル
- 取り付け用ネジ
- 結束バンド
マニュアルに日本語も記載されています。
ケーブルの一覧
- ATX 24(20+4)ピン×1本
- CPU 12V 8(4+4)ピン×2本
- PCIe 8(6+2)ピン×3本
- SATA電源ケーブル×3本
- ペリフェラル電源ケーブル×2本
- FDD電源変換ケーブル×1本
各種ケーブルも豊富に用意されているので、足りなくなって困ることはまずありません。
サイズ
本体のサイズは「16cm×15cm×8.6cm」です。
ねじを取り付けるところは15cm×8.6cmなので、一般的なATX電源ユニットと同じサイズ。ただ、奥行きが16cmあって、通常よりも+1cmほど長めとなっています。
PCケースに設置
わたしのPCケースは『Cooler Master Silencio S400 TG』です。
マイクロATX用のミニタワーですが、問題なく取り付けることができました。
関連記事:Cooler Master「Silencio S400」のレビュー
ケーブルをまとめるのに『3M ワンタッチベルト』があると便利。
スイッチと電源ケーブル
背面はいたって普通。差し込み口とスイッチが付いているよくある構成です。
スイッチは「○」がオフ、「ー」がオン。
電源ケーブルの長さ
電源ケーブルの長さが140cmと少し短めなのが気になりました。
以前使っていた電源ユニットは180cmほどありまして、このくらいの長さがあると余裕を感じます。
まあ、コンセントが近ければまったく問題ないですけどね。
プラグイン式
電源の配線はプラグイン式です。
不要なケーブルは取り付けなくていいので、ケース内がごちゃごちゃにならずに済みます。
コネクタ選びに迷うことがあるので、名前があるのは地味にありがたい。
まとめ
- 余裕のある850Wモデル
- 80PLUSゴールドだから高効率
- 消費電力が少なくて済む
- 静かなセミファンレス設計
- プラグイン式で配線がスッキリ
- 安心の10年保証
はじめは「オーバースペックだったかなぁ」と思ったりもしましたが、実際に使用してみた結果不満はありません。
容量が850Wもあるので、この先の仕様変更でも安心して使えます。とても使いやすい“名機”と言えるでしょう。