ASUSの『USB BIOS Flashback』機能を利用して、BIOSのアップデートを行いました。
USBメモリの準備から更新完了まで、その手順を一挙に紹介していきます!
USB BIOS Flashbackとは
「USB BIOS Flashback」搭載マザーでは、「電源ユニット」と「USBメモリ」さえあればBIOSの更新が行えます。CPUやメモリを組み付ける必要はありません。
- マザーボード
- 電源ユニット
- USBメモリ
新しく自作PCを組むとき、マザーボードのBIOSが新しいCPUに対応しているバージョンではなかった場合、BIOSを正しく動作させることができません。
こんなときに「USB BIOS Flashback」機能を使えば、マザーボード単体でアップデートできるので、わざわざ古いCPUを用意したり、お店に持ち込んでBIOSを上げてもらう必要がなくなります。
USBメモリをフォーマットする
容量1GB以上の「USBメモリ」を用意し、パソコンに接続します。
USBメモリの「ドライブ」を右クリックし、「フォーマット」を選択。
「FAT32 (既定)」と「クイックフォーマット」を選択したら「開始」をクリック。
「アロケーションユニットサイズ」は4096バイトのままでOK。
これでフォーマットは完了です。USBメモリはそのまま挿しておいて、次の作業に移ります。
最新のBIOSをダウンロードする
最新のBIOSファイルをASUSダウンロードセンターからダウンロードします。
保存先とこれから作業する場所は、デスクトップなど任意の場所で問題ありません。
ダウンロードした「ZIPファイル」を展開します。
展開したフォルダ内にある「・ BIOSRenamer.exe」をダブルクリック。
「コマンドプロンプト」が起動したら、何でもいいのでキーを押します。
とりあえず「Enter」でいいでしょう。
すると、BIOSファイルの「.CAP」が自動的にリネームされます。
リネームした「.CAP」を先ほどフォーマットした「USBメモリ」にコピーまたは移動します。
USBメモリは「.CAP」ファイルのみが保存されている状態にしておきます。
パソコンから「USBメモリ」抜いて、次の作業に移ります。
マザーボードに電源ユニットを接続する
「電源ユニット」を用意し、マザーボードの「24ピン」と「8ピン」の両方に接続します。
「CPU 8ピン」も忘れずに接続してください。
専用ポートを確認する
「USB BIOS Flashback」機能を利用するには「専用ポート」にUSBメモリを接続しなくてはなりません。
「専用ポート」の位置は、マザーボードによって異なるので、マニュアルを参照し、確認しておいてください。
ちなみに、わたしのマザーボード『TUF GAMING B550M-PLUS』は、「USB BIOS Flashback」ボタンの隣に「専用ポート」と「LED」がありました。
BIOSを更新する
まずは、専用ポートに「USBメモリ」を挿し込みます。
次に「電源ユニット」のスイッチを入れます。「○」がOFF、「|」がONです。
ボタンを長押しして、緑色のLEDが点滅したらボタンを離します。
更新中はずっとLEDが点滅しています。
はじめ「USBメモリ」のアクセスランプが光らなかったので焦りましたが、1分ほど経ったところで光り始めました。
LEDが消灯したらBIOSの更新は完了です。
電源を切って「USBメモリ」を抜き取ります。
ちなみに、わたしのマザーボードは消灯するまで5分ほどかかりました。
その後、PCを組んでからBIOSを起動させたところ、ちゃんと更新されていたので一安心。
本当に「USBメモリ」と「電源ユニット」を接続するだけで、BIOSの更新をすることができました。