このブログは、元々Xserverのレンタルサーバーとバリュードメインで取得したドメインを使用していましたが、サーバーとドメインを一括管理できれば便利かと思い、Xserverにドメインを移管することにしました。
そこで、今回は『バリュードメイン』で取得したドメインを『Xserverドメイン』に移管する方法について、詳しく解説していきます。
ドメイン移管前の準備
ドメイン移管を行う前に、以下の6つの項目を確認し、設定していきます。
- ドメインの有効期限を確認する
- WHOIS代行を無効にする
- ドメイン認証鍵を取得する
- WHOIS情報の反映を確認する
- ドメインロックを無効にする
- XserverのWHOIS代行を有効にする
1. ドメインの有効期限を確認する
まず、バリュードメインにログインし、「ドメイン」→「ドメインの設定操作」をクリックします。
メニュー項目から「延長・更新」をクリックします。
ドメインの有効期限が15日以上あるか確認します。
もし14日以内だった場合は、有効期限を更新してから移管申請を行う必要があります。
また、ドメインを取得してから60日以上経過していない場合は、ドメイン移管はできません。
2. WHOIS代行を無効にする
メニューから「WHOIS」をクリックします。
WHOIS代行が「有効」になっている場合は、移管する前に必ず「無効」にする必要があります。
同ページの下部にある「事前登録されているユーザー情報へ統一」の「ここをクリック」をクリックすると、登録者情報が自分の情報に切り替わります。
自分の氏名・住所・電話番号・メールアドレスに間違いがないことを確認したら、ページ下部にある「変更」をクリックします。
これでWHOIS代行の無効化は完了です。
3. ドメイン認証鍵を取得する
WHOIS情報のページにある「認証鍵情報」の項目で、「パスワードを表示する」にチェックを入れ、表示された「認証鍵」をメモします。
これはXserverドメインで移管申請するときに必要になります。
4. WHOIS情報の反映を確認する
ドメイン移管を行うためには、WHOIS情報が自分の情報に反映されてから申請する必要があります。
WHOIS情報の検索サイトを利用して確認しておきましょう。
わたしの場合は、WHOIS代行を無効にしてから、約5分後にはすでに反映されていました。
5. ドメインロックを無効にする
メニューから「ドメインロック」をクリックします。
ドメインロックの設定が「無効」になっているかを確認してください。
他社への移管を行うには、ドメインロックを無効にする必要があります。
もし有効になっている場合は、無効に変更してください。
6. XserverのWHOIS代行を有効にする
Xserverドメインにログインし、左側のメニューから「Whois初期値設定」を選択します。
次に、Whois代理公開設定を「有効」にしておきます。
この設定により、バリュードメインからドメイン移管した際に自動でWHOIS情報が代理公開されます。
ドメイン移管の手順
『バリュードメイン』で取得したドメインを『Xserverドメイン』に移管する方法について、詳しく解説していきます。
Xserverでドメイン移管申請する
Xserverドメインにログインし、右上にある「ドメイン移管」をクリックします。
申し込み画面が表示されたら、移管したいドメインを入力し、「ドメインを検索する」をクリックします。
複数のドメインを移管する場合は、改行して下に入力していきます。
今回、わたしは3つのドメインを移管しました。
認証鍵を入力して、支払いに進む
バリュードメインのWHOIS画面でメモした「認証鍵」を入力し、支払い手続きに進みます。
支払い方法を選択し、支払い手続きを進めます。
支払いが完了したら、Xserverドメインのトップページに戻ります。
移管申請状況を確認する
トップページに移管申請したドメインが追加されてるのを確認したら、「移管申請状況確認」をクリックします。
「移管作業中」と表示されていたら、Xserverドメインからメールが届くのを待ちます。
Xserverドメインからメールが届く
移管申請をしてから、約45分に「トランスファー申請に関するご案内」というメールが送られてきました。
今回、わたしは3つのドメインを移管したので、メールも3通来ています。
メールの本文にあるURLをクリックします。
「移管承認する[APPROVE](確定)」をクリックします。
これでXserverドメインの移管承認は完了です。
次は、バリュードメインからメールが届くのを待ちます。
バリュードメインからメールが届く
Xserverドメインの移管承認から約17分後に、バリュードメインから「トランスファー申請に関する確認ご連絡」のメールが届きました。
こちらもメール本文にあるURLをクリックします。
「承認する」をクリックします。
最後に「決定」をクリックしたら完了です。
ドメイン移管完了
しばらくすると、バリュードメインから「トランスファー申請承認のご連絡」というメールが届きます。
Xserverドメインのトップページで、「移管申請状況確認」をクリックします。
ドメイン移管が正常に完了したことを確認します。
Xserverドメインから「ドメイン移管完了のお知らせ」が届いたら移管完了です。
有効期限が1年延長される
ドメインの有効期限が「2024/01/22」→「2025/01/22」になりました。
ドメイン移管したからといって、更新料が無駄になるわけではなく、ちゃんと利用期限から1年分延長されます。
自動更新を有効にする
移管したドメインは、「自動更新なし」に設定されています。
期限切れになるのを防ぐために、メニューの「自動更新設定」から自動更新サイクルを「1年ごとに更新」に変更しておきましょう。
ドメインデータを削除する
バリュードメインのデータベースに残っているドメインデータを削除します。
一定期間経過すると自動で削除されますが、手動で削除する場合は、以下の手順でドメインデータの削除を行ってください。
「ドメインの更新・延長」画面で、対象ドメインをクリックします。
上の画面が表示されたら、「使用していない、他社へ移管した等の理由で、ドメインをデータベースから削除するにはここをクリックしてください。」をクリックし、ドメインデータの削除を行います。
以上で、ドメイン移管のすべての工程が完了しました。
おつかれさまでした。