Xiaomi Mi5をプラスエリア化したので、その手順を紹介します。
プラスエリア化とは、NTTドコモ、FOMAプラスエリアのプラチナバンドである800MHz帯(バンド6)を使用できるようにするというもの。
今回はXiaomi Mi5でやりますが、どのXiaomi機でもやり方は同じようです。
ただし、このページに載っている情報が正しいという保証はありません。
情報が古い場合もありますので、自己責任でご利用ください。
Diagモードを有効にする
電話アプリでDiagモードを有効にする
*#*#717717#*#*
電話アプリを起動して、上のダイヤルを入力します。
「Diag USB Port enable」と表示されたら、Diagモードが有効になります。
もう一度同じダイヤルを入力すると、「Diag USB Port disable」と表示されてDiagモードが無効になります。
電話アプリでDiagモードにできない場合
カスタムROMの種類によっては、電話アプリからDiagモードにできません。
その場合は端末をroot化し、adbコマンドを使えるようにしておく必要があります。
やり方は「端末の設定→端末情報→ビルド番号を7回タップ」
「開発者向けオプション」を表示させ、「USBデバック」または「Androidデバック」を有効にします。
次にスマホとパソコンをUSBケーブルで接続し、「コマンドプロンプト」を起動します。
コマンドプロンプトを開き、
adb shell
と入力します。
不規則な文字列が表示されたら、一度何かキーを押して「$」を表示させ、
su
と入力します。
端末側でSuperSUのダイアログがでた場合は許可を押してください。
一度何かキーを押して「#」を表示させ、
setprop sys.usb.config diag,adb
と入力するとdiagモードが有効になります。
Qualcommドライバーを適用する
Diagモードが有効になった状態で、Mi5とパソコンをUSBケーブルで接続します。
パソコンでデバイスマネージャーを開くと、「ほかのデバイス」に「Mi5」が4つと「QDSS DATA」が表示されています。
4つのMi5デバイスに、1つずつドライバーをインストールしていきます。
Mi5用Qualcommドライバーをダウンロード
上のURLへ行き、ドライバーをダウンロードします。
ダウンロードしたQualcommドライバーを任意の場所に展開しておきます。
「ほかのデバイス」の「Mi5」を右クリックして、
「ドライバーソフトウェアの更新」をクリックします。
「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」をクリック。
「参照」から、展開した「Mi5_Qualcomm_Drivers」のフォルダを指定。
「次へ」を押すとドライバーのインストールが始まります。
残り3つのMi5デバイスに同じ作業を繰り返します。
デバイスマネージャーを開き、上の画像のように表示されていることを確認してください。
「QDSS DATA」はドライバーを適用せず、そのままでかまいません。
次は、「DFS Qualcomm Tool」を使って、プラスエリア化の作業をしていきます。
DFS Qualcomm Toolの使い方
DSFの起動から端末の接続まで
次のURLへ行き、「Setup DFS 17.10.02.00」をダウンロードします。
ダウンロードしたら、DFSをインストールしましょう。
インストール後、DFSを起動させます。
現在のバージョンは、アカウント登録をしないと「Qualcomm Tool」が起動できません。
左下の「Register Account 」から、メールアドレス、ユーザー名、パスワードを入力して、アカウント登録をしましょう。
登録したアカウントでログインしたら、上の「Products」タブをクリック。
下の「Launch」を押すとQualcomm Toolが起動します。
Qualcomm Toolが起動すると、「Main」タブの画面になります。
ドライバーが正しく適用され、Diagモードになっていればportにいくつかのコネクターが表示されます。
Qualcomm HS-USB Diagnostics XXXX (COM XX)
というものを選んでおけば問題ないです。
ここでは「Qualcomm HS-USB Diagnostics 90AD」を選択します。
コネクターのアイコンで、右クリックして「Conect」を選択します。
上の電話アイコンが緑になったら、隣の「SPC」とあるチェックマーク部分を1回だけ押します。
続いて、「Band」タブに移動します。
FOMAプラスエリアを追加する
「Band」タブに移動したら、「RF BC Config」を選択します。
「Read」を2回クリックすると、対応バンドのチェックマークが表示されます。
「WCDMA Ⅵ(800 MHz)JPN」にチェックを入れましょう。
次に「Band Preferred」を選択。
手動で「RF BC Config」と同じバンドにチェックしていきます。
MI5の場合は、上の画像のようにチェックを入れればOKです。
- BC0 CDMA System-A
- BC0 CDMA System-B
- GMS 1800 (DCS)
- GSM 900 (E-GSM)
- GSM 850
- GSN 1900 (PCS)
- WCDMA Ⅰ(IMT2000/IMT2100) EUR JPN CHN
- WCDMA Ⅱ(PCS 1900) USA
- WCDMA Ⅴ(850 Mhz) USA
- WCDMA Ⅵ(800Mhz) JPN
- WCDMA Ⅷ(GSM900) EUR JPN
「Band Preferred」と「RF BC Config」のバンドのチェックが、同じことをよく確認したら「Write」をクリックします。
60秒間広告が表示され、最後に確認のダイアログがでるので「OK」をクリックします。
「Main」タブに戻ってコネクターのアイコンを右クリックし、「disconnect」で接続を切ります。
スマホ端末を再起動させます。
再度、Qualcomm Toolにより「Band Preferred」と「RF BC Config」のバンドが書き換え後のものになっているか確かめるとよいでしょう。
以上でプラスエリア化が完了です。
おつかれさまでした。