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舌痛症に苦しむ人のために、わたしの体験談を話します!

舌痛症の原因と治療方法

舌痛症(ぜっつうしょう)』とは、舌に原因不明の痛みが生じる病気です。

この痛みは長期間にわたり続くことも多く、その辛さは計り知れません。

わたしも、舌痛症で苦しんだ一人で、舌が常にヒリヒリと痛み、仕事やプライベートに支障が出るようになりました。

インターネットで調べても役に立つ情報が少なく、困り果てていましたが、大学病院で適切な治療を受けて克服できました。

この記事では、わたしが経験した舌痛症の症状や治療法について紹介します。同じように舌痛症で苦しんでいる方のお役に立てれば幸いです。

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舌痛症の原因

大学病院を受診して、口腔外科の先生に相談したところ、「舌痛症」の原因には、以下のようなものが考えられると教えてもらいました。

舌痛症の原因
  1. 栄養不足(ビタミンB12、亜鉛、鉄など)
  2. 口腔カンジダ症などの細菌感染
  3. 精神的な要因(ストレス、心の病)
  4. 糖尿病などの隠れた病気

また、歯の治療後や、金属アレルギー、噛み合わせ調整、入れ歯やマウスピース装着後などに発症した場合は、それらを原因として疑う必要があるとのことです。

舌痛症の症状

舌痛症の痛みは、舌を火傷したときのヒリヒリがずっと続いているような、とても辛いものです。

わたしの症状
  • 舌に火傷のようなヒリヒリとした痛みがある
  • 舌がザラザラしているような感覚がある
  • 見た目に異常はない
  • 痛みの強弱は時間帯によって異なる
  • 食事中は痛みを感じない
  • 1ヶ月以上経っても治らない

舌の痛みで夜中に何度も目が覚め、それが1ヶ月も続くもんだから、気が滅入り、食欲がなくなり、体重も4kgほど減少してしまいました。

その間、町の歯医者や耳鼻咽喉科を受診しましたが、どこも「見た目に異常はない」と言われ、トローチを処方される始末。

発症から1ヶ月半ほど我慢しましたが、痛みは治らず、不安とイライラが限界に達し、再び歯医者を受診して、大学病院の歯科口腔外科への紹介状を書いてもらいました。

大学病院での検査内容

大学病院では、「血液検査」と「細菌検査」をしてもらいました。

血液検査をする

大学病院の口腔外科を受診すると、まずは血液検査を受けるように言われます。

舌が痛くなる原因として、ビタミンB12や亜鉛、鉄などの栄養素不足や、糖尿病などの病気が考えられるためです。

検査した項目
  • ビタミンB12
  • 亜鉛(Zn)
  • 銅(Cu)
  • 鉄(Fe)
  • 飽和鉄結合能(UIBC)
  • C反応性蛋白(CRP)
  • グルコース(血糖)
  • ヘモグロビンA1C(HbA1c)

細菌検査をする

次に行ったのは、細菌検査です。

この検査では、「口腔カンジダ症」の有無を調べます。綿棒で舌や歯茎をこすって、その検体を検査に出します。

口腔カンジダ症は、舌が白くなることで有名ですが、見た目に変化がなくても、カンジダ菌によって舌にヒリヒリした痛みが出ることがあるそうです。

カンジダ症は、免疫力が低下することで発症する病気で、高齢者に多く、若い人に発症することはあまりないと言われました。

もしカンジダ症だった場合は、抗真菌薬を処方してもらうことで治療することができます。

検査結果

舌痛症 亜鉛の数値

血液検査の結果、「亜鉛」が不足していることがわかりました。

亜鉛の基準値は80〜130µg/dLですが、わたしの数値は74µg/dLと少し低かったようです。

細菌検査の方は、問題ありませんでした。

治療方法

亜鉛不足で処方されたポラプレジンク 75mg

亜鉛不足の治療のために、「ポラプレジンク 75mg」を処方してもらいました。

1日2回、朝食後と就寝前に服用します。

亜鉛は一度不足すると、通常の食事では補うことが難しくなるそうです。

そのため、サプリメントや薬で十分な量を摂らなければなりません。そして、正常値に戻すには、3〜6ヶ月間続けて摂る必要があります。

口腔外科の先生は、市販の亜鉛サプリで補充しても問題ないと言っていましが、わたしは処方薬のほうが確実だろうと思い、こちらを処方してもらいました。

治療期間

わたしは2022年6月に舌痛症になりました。

その後、8月から3ヶ月間、亜鉛を補充し続け、3ヶ月後の血液検査で、亜鉛は基準値(106µg/dL)まで戻り、薬は終わりになりました。

しかし、医師からは、できるだけ亜鉛を意識して摂取するように言われたため、治った今も亜鉛のサプリを飲み続けています。

治療の効果

亜鉛の効果はすぐには出ず、飲み始めてから1ヶ月ほどしてから、少しずつ痛みが引いてきました。

そして、舌痛症を発症してから4ヶ月後くらいにやっと、持続的なヒリヒリがおさまり、痛みを気にしなくなる時間が多くなりました。

しかし、痛みには波があり、その後も時々強くなったり、和らいだりを繰り返し、完全に治るまで1年半もかかりました。

いきなり痛みが消えるなんてことは全然なくて、少しずつ、ゆっくり時間をかけて痛みが減っていく感じでした。

治療後に思ったこと

亜鉛不足はストレスが原因で起こることもあるそうで、わたしの場合は、これが原因だったような気がしています。

なぜなら、舌痛症になる前に、すごくストレスを受ける出来事が続いていたからです。

また、舌痛症のピーク時は、口内炎や歯茎の腫れ、上顎の皮がむけたりして、口腔内の状態がよくありませんでした。

亜鉛が正常値に戻ってからは、口内炎などのトラブルは一切なくなったので、これらも亜鉛不足が原因だったのかもしれません。

もし原因不明だった場合は?

「血液検査」や「細菌検査」をしても原因が分からなくて、他に考えられることがない場合は、精神的な要因もあり得ると言われました。

ストレスや心の病などが影響して、舌に痛みが出ることがあるそうです。

先生に聞いても、原因や仕組みはまだ解明されていないとのことで、精神安定剤で様子を見ることしかできないそうです。

しかし、口腔外科では精神薬の処方量に制限があるので、継続して飲むには精神科に紹介する必要があると言われました。

おわりに

正直言って、舌痛症にはもう二度となりたくありません。

痛みが強くなると何も手につかなくなり、生活の質が著しく低下するからです。

仕事だけは何とか踏ん張って続けましたが、職種によっては辞めていたと思います。それほどつらい経験でした。

そして、残念ながら町の医療機関では、舌痛症を十分に検査してくれる場所が少ないのが現状です。

舌痛症になったら、早めに大きな病院の紹介状をもらって検査を受けることをおすすめします。

それから、この記事を読んで、亜鉛のサプリを自己判断で買って試すことだけは絶対にしないでください。

人それぞれ原因や治療方法は異なりますし、亜鉛を大量に摂りすぎると体のミネラルバランスが崩れ、別の病気になる可能性があるからです。

舌痛症の治療は、慎重に医師のアドバイスを受けながら進めることが重要です。