コロナ石油給湯器のリモコンに「エラー4」と出てしまった。
「運転→停止→エラー4」の繰り返しでまったく安定しない。
結論から言うと、「エアー抜き」と「リセットボタン」で正常に運転できるようになったので、今回はその手順を説明していきます。
エラー4の原因
コロナのQ&Aによると、エラー4は「着火不良・途中消火のエラー」だそうです。
具体的には以下のことが考えられます。
灯油切れを起こした
エラー4で最も多い原因が「灯油切れ」。
これはタンクに灯油を給油して、「リセットボタン」を押すことで解決できます。(←リセットボタンの場所は下で説明しています。)
水やサビの混入
雨水や結露により、タンク内の灯油に水が混入して「不完全燃焼」になった可能性が考えられます。
とくに、寒い時期に起こりやすいのは、タンクに混入した水が凍結して、ボイラーが燃焼しなくなるトラブルです。
タンクの「水抜きバルブ」を緩めて不純物がないか確認してみましょう。水と油ですから、容器に受けてみると、水のあるなしはハッキリわかるはずです。
よく分からない場合は修理を頼んだ方が安全です。
その他の原因
原因が不明な場合は、とりあえず「リセットボタン」を押して様子をみてください。または、コンセントを抜いて電源を落とすことも試してみてください。
まとめると、以下の4点があやしい。
- 灯油切れでないか確認
- リセットボタンを押してみる
- エア抜きをする
- タンクの水抜きをする
まずは、これらを試してみてください。それでもダメなら修理を依頼するしかないと思います。
以下では、「エアー抜きの手順」と「リセットボタンの場所」を紹介しています。
カバーの外し方
まずは石油給湯器のカバーを取り外します。
ちなみに、わたしの給湯器は「コロナ NXシリーズ 」です。
上にある2箇所のネジを「プラスドライバー」を使って外します。
ネジを外すと簡単にカバーが開きます。
外したカバーは横に立て掛けておきましょう。
「エアー抜き」を行う場所
エアー抜きする場所は、画像の矢印のところ。
拡大したものがこちら。
「エアー抜き」のやり方
上にある「エア抜きネジ」を「マイナスドライバー」で緩めてエアー抜きします。
このネジを緩めると灯油があふれて垂れてくるので、下に「受け皿」や「ぞうきん」などを置いてください。画像では100均の「ステンレストレー」を置いています。
ネジはゆっくり回して、ネジ穴からネジを抜かないように注意してください。
途中で灯油があふれてきたら、緩めるのをやめてそのまま待ちます。
「エアー抜き」を確認する
わき出てきた灯油に空気が混じっていれば、灯油がポコポコと泡を立てて出てきます。
完全に空気が抜けるまで灯油を出し続けて、灯油がスムーズに流れてくるようになったらOKです。
あとはネジを締め、残った灯油は布できれいに拭き取ります。
これでエアー抜きは完了。
次に「リセットボタンを押して再起動」します。
「リセットボタン」を押す
コロナの石油給湯器は「リセットボタン」を押さないとエラーがいつまでも残ってしまいます。
リセットボタンを押すには「紙が貼ってある場所」をめくります。
紙をめくると基盤が現れます。
「小さな白いボタン」でリセットと書いてあるところを探します。
この「白いボタン」を一度だけ押します。
すると、給湯器が再起動して動作を開始します。
リモコンパネルで「運転」してみる
再起動して落ち着いたら、リモコンパネルの「運転」を押して動作を確認します。
エアが抜けてもエラーが出る場合
エアが抜けても数回は「エラー4」になる事があります。
たぶん、パイプ等にまだ少しだけ空気が残っているのかな?
お湯を出しながら、運転と停止を数回繰り返してみてください。
現にわたしはエア抜き後、4回「エラー4」がでましたが、運転と停止を繰り返したら、その後エラーは出なくなりました。
なので、1度で直らない場合は、何度かリセットボタンを押してみてください。
これでも治らない場合は「タンク側が怪しい」。「水抜き」を試してみるといいかも。水抜き方法は、youtubeとかにもあるので参考にしてみるといいです。
どうしても原因がわからないのであれば、業者やメーカーを呼んでください。