PCIe 4.0接続のM.2 SSDを購入したので、その速度を測定してみました。
購入したM.2 SSD(PCIe 4.0)
わたしが購入したのは『CFD PG3VNFシリーズ』の500GBモデルです↓
- インターフェイス:PCI-E 4.0
- タイプ:3D TLC (BiCS4 Flash)
- コントローラー:Phison PS5016-E16
- 読み込み最大:5,000 MB/s
- 書き込み最大:2,500 MB/s
- TBW:850TBW
- 保証期間:5年
実際の転送速度
「読み込み最大:5,000 MB/s」「書き込み最大:2,500 MB/s」なので、ほぼスペック通りの速度が出ています。
どれくらい速いのか比較してみた
M.2 SSD(PCIe 4.0)単体の転送速度だけではわかりにくいので、以下の記憶装置と比較してみました。
- M.2 SSD(PCIe 4.0×4)
- M.2 SSD(PCIe 3.0×4)
- 2.5インチSSD
- HDD 5400rpm
その測定結果がこちら↓
M.2 SSD(PCIe 4.0×4)は、「SEQ1M」が速いので、大きなファイルをコピーしたときには、その速さを実感できると思います。
しかし、肝心の「RND4K(小さなデータの読み書き)」は、PCIe 4.0も3.0もそれほど差はありません。
正直なところ、「HDD→SSD」にしたときほどの感動はありませんでした。
ちなみに、PCIe 3.0接続のM.2 SSDは、『WD Blue SN550 1TB』を使っています。
関連記事:【M.2 SSD】WD BLUE SN550をレビュー。転送速度と温度をチェックしてみた
M.2 SSDの温度
室温25℃のとき、M.2 SSD(PCIe4.0×4)の温度は33℃でした。
「M.2 SSDは発熱がやばい」と聞いていたので不安でしたが、ベンチマークなどで高負荷を掛けずに使っていれば、言われているほど熱くはなりませんでした。
ファン付きヒートシンクを装着
一応、長尾製作所の『ファン付きヒートシンク』を装着しています。
これのおかげで負荷を掛けても40℃前半くらいに抑えられています。
関連記事:長尾製作所 ファン付きヒートシンクのレビュー。M.2 SSDを風で冷やす!
まとめ
- ベンチマークは高速
- SSDからの換装だと体感差なし
- 心配するほどの発熱はない
- ヒートシンクは付けたほうが安心
M.2 SSD(PCIe 4.0)のベンチマークは確かに高速ですが、SSDからの換装だと体感差は感じられませんでした。
体感性能を求めるなら、現状PCIe 4.0のM.2 SSDはコスパが悪いと言えます。実用性とコストを考えると、PCIe 3.0のM.2 SSDの方がよいでしょう。
ただ、わたしはベンチマークの数字を見て満足したかったので、買って良かったです。